あなたが何かしらの高額なサービスを提供している場合、例えばインターネットビジネスのスクールやコンサルティングなどのビジネスをされている場合、金額が金額なのでお客さんとしっかりと「契約」を結んでおいたほうが無難です。
ただ、契約書ってぶっちゃけ結構面倒なんですよね。
契約書を印刷するためには紙が必要ですし、なにより相手に郵送する必要があります。
で、受け取った側も署名・捺印をして返送しなければならないので、手間がかかる上に時間のロスも発生してしまいます。
このデジタルなご時世に、ウェブだけで契約締結を全て済ませることはできないのか!?
そう思って調べたら、なんとウェブだけで契約を締結を完了させるサービス(しかも無料!)を見つけましたので、今回はそちらをご紹介します!
- コンサルタントなど、高額な商品やサービスを提供する職業をやられている方
- せどりやアフィリエイトなどのインターネット上のスクールを主催されている方
- こんなご時世なので、紙ではなく電子で契約を締結できないのかという疑問を感じられている方
目次
ウェブだけで契約書締結が完了するサービスとは?
ウェブだけで契約書締結が完了するサービスの名称は「クラウドサイン」と言います。
・たった数分で契約を結ぶことができます。
・しかも無料で利用可能。
上記画像に書かれているとおりですが、シンプルながら強烈に惹きつけられる言葉です。
では、このサービスについて詳しく解説していきます。
クラウドサインのメリット
冒頭にも書かせていただきましたが、契約書を締結するには以外に手間と時間がかかります。
契約書締結の流れは、
・(コンサルタント側)契約書の作成・印刷→署名・捺印→郵送
・(クライアント側)契約書の確認→署名・捺印→返送
・(コンサルタント側)契約書の受領、保管
こんな感じの流れになると思います。
これだけ見るとそんなに大したことはないのですが、実際は紙ベースなので、
・契約書を「印刷」しないとならない。
・契約書を相手に送るために、封詰め・切手貼り・郵便局に行くなど「郵送」の手間が発生する。
・お互いに郵送となると、受取のタイミングが合わなかったりして契約締結に時間がかかる。
・契約書を紙で「保管」しておく必要がある。必要な時に探しづらく、紛失する可能性もある。
という結構大きなデメリットがあります。
要するにめんどくさいんですよね。
あと、これは以外に盲点なのですが、クライアント(お客さん)の中には
「家族に契約書等を見られたくないので郵送しないでほしい」
という方も(結構な数)いらっしゃいます。
そこで、「クラウドサイン」の出番です。
クラウドサインはウェブ上で契約締結が完了するので、紙が一切出ません。
紙が出ないということは、
・(コンサルタント側)印刷する必要がないため、紙がムダにならず印刷する手間も省ける。
・(コンサルタント・クライアント両方)郵送する必要がないため、封詰めをしたり、切手を買って郵便局やポストに行かずに済む。
・(コンサルタント側)郵送せずに電子上で締結できるので、契約完了まで非常にスムーズ。
・(クライアント側)契約書が自宅ではなくメールアドレスあてに届くため、家族に見られなくて済む。
・(コンサルタント・クライアント両方)データ上で保管できるので、紛失しないし探すのも楽。
・・・とこれだけ多くのメリットがあり、良いことずくめです。
さらに、電子契約を締結することで「印紙代」も不要となります。
通常コンサルティング業務のような「請負契約」を締結する場合、100万円以下→200円、100万円を超えて200万円以下→400円などの印紙税がかかってきます。
※参考:国税庁HP No.7102請負に関する契約書
https://www.nta.go.jp/taxanswer/inshi/7102.htm
金額的には微々たるものですが、印紙を買いに行って印紙を貼って・・・という手間は非常にわずらわしいので、印紙を貼らなくて済む、というのは地味に助かりますね。
※ちなみになぜ印紙代がかからないかというと、印紙税法において、印紙税の対象は課税文書と明記されていて、クラウドサインのような「電子データ」は課税文書ではない、という見解が出ているから、とのことです。
クラウドサインを使った契約締結までの流れ
では、実際のクラウドサインの画面を見ながら使い方を解説していきます。
公式サイトにgif画像があるのですが、操作が早すぎてわかりづらいので(笑)解説しながら進めていきます。
gif画像の動きが早くてわかりづらいですが(汗)解説していきます。
※上記gif画像の左上を見ると流れがよくわかると思います。
(コンサルタント)ステップ01:契約書を準備してアップロードする
※gif画像の左上で「契約書の準備」となっている箇所です。
まず、作成した契約書をクラウドサービス上にアップします。
gif画像を見ればわかりますが、ドラッグアンドドロップで簡単にアップロードできます。
(コンサルタント)ステップ02:クライアントのアドレスと名前を入力
※gif画像の左上で「宛先の設定」となっている箇所です。
クライアントの「メールアドレス」と「名前」、そして必要に応じて「会社名」を入力します。
ここで入力したアドレス宛に「電子契約書」が届きます。
(コンサルタント)ステップ03:電子契約書の必要箇所(テキストおよび電子押印欄)を設定
※gif画像の左上で「入力項目の設定」となっている箇所です。
ここでは、「クライアントに記名してもらいたい文字」や「押印欄」を電子契約書に追加することができます。
gif画像では、「住所」「会社名」「役職」「氏名」の箇所に「フリーテキスト」の項目を、「押印欄」に「押印」の項目をドラッグアンドドロップで設定しています。
この設定をすることで、クライントのアドレスに電子契約書が届いたあと、データ上で設定した文字を入力したり、電子押印をすることが可能となります。
(コンサルタント)ステップ04:契約内容の確認
契約書の内容と、クライアントに記載してもらいたいテキストおよび電子押印欄を最終確認します。
確認が取れたら「送信」ボタンを押します。これでクライアントに電子契約書が届きました。
(クライアント)ステップ01:メールで電子契約書を受信
クライアントに電子契約書を送ると、以下のような形で受信します。
※便宜上クライアント名を「鈴木三郎」にしています。
赤く囲われている「書類を確認する」をクリック。
なお、電子契約には有効期限がついているので、この期間が過ぎたら再度コンサルタント側で送り直す必要があります。
(クライアント)ステップ02:電子契約書に必要な項目を入力、捺印
クライアント側で、必要な項目(テキスト)を入力していきます。
赤く囲われている「入力を始める」ボタンをクリックすると入力画面に変遷します。
↓
※テキスト(氏名)入力ページ
※電子署名は上記のようにテキストを入力します。
必要な項目を入力したら、「入力完了」ボタンを押します。
すると、契約書にテキストおよび電子署名が追加されますので内容を確認後、赤く囲われた「同意して確認を完了する」をクリックします。
↓
以上でクライアント側の手続きは完了です!
テキストを打ち込むだけなので、非常に簡単ですね。
しかもスマホからも入力可能です。
(コンサルタント)ステップ05:契約締結の確認
クライアント側が契約に合意してくれると、即座に自分のアドレス宛に以下の「合意締結」のメールが届きます。
これにて契約完了です!本当に簡単で楽ちんですよね。
クラウドサインの費用はなんと無料!
ここまでクラウドサインがメチャクチャ便利なサービスであることを解説してきましたが、通常こういった便利なサービスって初期登録費用や月額費用がかかっちゃうんですよね。
が、クラウドサインはなんと無料です。
正確に言うと、月に10件までの契約書の送付であれば無料で使うことができます。
「Free」プランと「Standard」プランは各々こんな感じです。
↓
コンサルタント契約は通常そこまで一気に多く結ばないと思うので、ほとんどのケースで無料で使えるのではないでしょうか(コンサル生を100名取るとかになると話は別ですが・・・)。
クラウドサインに法的効力はあるのか?
これだけ便利なクラウドサインですが、法的な拘束力(効力)があるかどうかは最初に私も気になりました。
が、公式サイトを見る限り問題ないようですね。
「日本の法律では基本的に契約形式は自由なので、当サービスで契約を結ぶことに問題はありません」
と明記されています。
また、さらに詳しく知りたい人向けに、クラウドサインのページ内に「電子契約」について詳細に解説されたコラムがありましたので、心配な方はこちらをご覧になると良いと思います。
↓
https://www.cloudsign.jp/media/columns/basics-of-e-contract-01/
そもそも、このサイトってかの有名な「弁護士ドットコム」が運営しているんですよね。
なので、全く心配することなく使えると個人的には思います。
まとめ
今回は、メチャクチャ便利かつ無料で使える電子契約のサービスである「クラウドサイン」を紹介させていただきました!
これで煩わしい契約も一気に楽になりますし、コンサルタント・クライアント双方にとってメリットがありますので、ぜひ活用してみてくださいね!
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