2016年の年末に日本経済新聞で「副業解禁」時代がもうすぐ到来するという記事が掲載されました。
この記事を書いている2017年6月現在では、政府ガイドラインの準備のため副業解禁までもう少しかかりそうです。
※副業”全面解禁”の時期についてはこちらの記事をご参照ください。
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しかしながら、副業が解禁されたら間違いなく「副業+サラリーマン」が最強の職業になります。
今までサラリーマンというと、「社畜」や「ブラック企業」に代表されるようなネガティブなイメージばかりが付きまとっていました。
しかし、“副業解禁”とともに副業をするサラリーマンが「最強の職業」になる時代が到来します。
「そんなバカな!」
・・・ひょっとしたらあなたはそう思われるかもしれません。
そこで、なぜそんなことが言い切れるのかについて、「5つの理由」とともに解説をしていきます。
・サラリーマンで副業を考えている全ての方
・会社で出生してもっとお金が欲しいけど、チャンスがないと悩んでいる方
・将来、独立起業を考えているがなかなか踏ん切りがつかない方
目次
「副業解禁」が生み出した“新常識”
副業解禁前までは、「お金を稼ぐ」ためには基本的に以下の2パターンしかありませんでした。
1.「サラリーマン」の中で頑張って(人を蹴落として)出世していく
2.リスクを取って「独立起業」をする
しかし、日々感じられていると思いますが、今の日本で会社の中で出世していくのは簡単ではありません。
「7割は課長にすらなれません」という衝撃的なタイトルの本がありますが、会社の業績も伸び悩み、ポストの空きもない中で肌感覚として多くの方が「出世なんてできない」とひしひしと感じているのではないでしょうか。
いずれにせよ、ハッキリ言って出世できるかできないかは”運”の要素が強いです。
自分が取り組む仕事や配属された部署の良し悪しや、上司との相性やポストの空き状況など、様々な要素がありすぎて実力があっても出世できない人もたくさんいます。
一方で、独立起業はどうかというと、私のように家族を抱えている方は安易に選択できるものではありません。
勢いで独立してもうまくいく保証はありませんし、仮にうまくいってもそれがずっと続くとは限りません。
ちなみに、副業をしながらサラリーマンを続けている人も一部いますが、会社バレ=クビのリスクの問題から、常にビクビクしながら細心の注意を払うなど精神衛生上あまりよろしくない状況でした。
また、税金でバレるケースが多いので、稼げるようになった人は独立せざるを得ない、という状況になっています。
しかしながら、副業解禁によって”出世しなくても””独立起業しなくても”、「今の立場のまま自分が望むだけのお金を稼ぐ」ことができるようになりました。
なぜかというと、副業解禁によってサラリーマンと独立起業の「いいところ取り」ができるようになったからです。
これによって「副業サラリーマン=最強」という“新常識”が生み出されたわけです。
ここからはその理由について掘り下げて解説をしていきます。
サラリーマン+副業が最強の職業である5つの理由
サラリーマン+副業が最強の理由は大きく5つあります。
1.安定収入を得ながら、ほしいだけのお金を稼ぐチャレンジができる
2.手厚い「社会保障」や会社の「福利厚生」の恩恵を継続して受けられる
3.社会的な「信頼性」が維持される
4.副業の「相乗効果」で本業でも稼げるようになる
5.「将来に向けた準備」がじっくりできる
では、一つ一つ解説していきます。
1.安定収入を得ながら、ほしいだけのお金を稼ぐチャレンジができる
独立起業されている方の多くが、「安定収入」のなさを不安に思っています。
私の知り合いに、はたから見ればかなりの金額を稼いでいる(年収ベースで3000万円とか)人がいるのですが、
「この状況がずっと続くのかわからない」
「毎月収入があるわけでないし、経費もかかるので、なかなか安定しない」
「今はいいかもしれないけど、環境が変わって急に稼げなくなるかもしれない」
と常に不安を感じていると言ってました。
一方で、サラリーマンの最大のメリットは、なんといっても「毎月必ず振り込まれる給料」です。
金額の多い少ないはあるにせよ、特に私のように家族がいる方の場合、生活のベースを支えてくれる給料は本当に貴重です。
副業サラリーマンの場合、この安定収入である「給料」は維持しつつ、自分が得たいだけのお金を得るチャレンジが“堂々と”できるわけです。
やはり独立起業の最大のデメリットは「安定感がない」ことですよね。
私自身、以前PPCアフィリエイトという手法で60万円稼げていましたが、環境の変化でいきなり0円になってしまった経験があります。
また、稼げるようになって独立した仲間もいましたが、急に稼げなくなってサラリーマンに戻る姿を何人も見てきています(ブランクがあったため、大幅年収ダウンでした)。
自分ひとりならまだしも、ご家族がいたら悲惨としか言いようがないと思います。。
勢い余って独立起業して稼げなかったら目も当てられないですし、副業で稼げるようになって独立しても環境変化で急に稼げなくなるケースはすごく多いです。
しかし、「サラリーマン+副業」というスタンスであれば、少なくとも毎月の生活費は稼ぎながら副業にチャレンジできます。
不安で押しつぶされそうになったり、家族に迷惑をかけてしまっては元も子もないので、安定収入を得ながら副業にチャレンジできるのは本当にありがたいですね。
このように、「安定収入」を得ながら副業でプラスアルファのお金を狙えるのはメリットしかないと思います。
なお、どれくらい稼げるのかについては、月に5万円や10万円程度で良ければ誰でも稼げるようになりますし、場合によっては月に30万、50万、100万円稼いでいる人もたくさんいます。
(「副業でどれくらい稼げるのか?」については別の記事で書きます)
また、最終的に「仕組み」を作ることで一日1時間程度の作業で月に100万円を稼ぐ人もいます。
一日1時間程度の作業で本業に加えて1000万円上乗せされれば、大抵の人は十分ではないでしょうか。
2.手厚い「社会保障」や会社の「福利厚生」の恩恵を継続して受けられる
意外と知らない人が多いのですが、会社で加入している「健康保険」や「厚生年金」などのいわゆる「社会保険」は会社がその半額を負担してくれています。
独立してしまうとこの負担が完全に個人負担になってしまうので、特に「健康保険」の金額が一気に跳ね上がって驚く人が多いです。
給与明細を見ていただくとわかりますが、給与天引きの欄に「健康保険」という項目があると思います。
独立起業するとこの「健康保険」が単純に2倍になると思ってください。
月収にもよりますが、1万円の人は2万円に、2万円の人は4万円が健康保険だけで取られるようになるのでこれはかなり痛手ですよね・・・。
さらに、独立起業すると「厚生年金」からは外れて「国民年金」のみに加入することになります。
細かい話はここでは省きますが、「厚生年金」の方が「国民年金」より将来年金がたくさんもらえるケースが多いです。
サラリーマンの場合、毎月の給与から天引きされている「厚生年金」も半額会社が負担してくれています。
将来年金がもらえるかどうかはさておき、0になることはないと思います。
そう考えると、会社が自分が将来もらえる年金に対して半額負担してくれるというのはかなり厚い保障といえるのではないでしょうか。
あとは、独立起業をした人の多くが言っているのが「風邪を引けない」「休めない」ということですね。
会社であれば組織で動いているので誰かが代わりにやってくれます。
しかも「有給」を使えば、働いていなくてもお金をもらえるというおまけ付きです。
他にも、例えば病気になって長期で入院することになっても健康保険から「傷病手当金」という形で給料の3分の2を最大1年6ヶ月保障してくれます。
その他、健康診断を年に一度無料で受けさせてくれるなど、日本のサラリーマンが受けられる社会保障は他に類を見ないくらい充実しています。
副業サラリーマンというスタンスであれば、このメリットを「国」と「会社」が与えてくれるメリットを最大限享受することができます。
3.社会的な「信頼性」が維持される
「アフィリエイトで生計を立ててるって子供には言えないんですよ・・・」
月に300万円稼いでいるアフィリエイターの友人がふとそうつぶやいたのがとても印象に残ってます。
確かに、社会的にあまり認知されていない職業ですし、「ネットビジネス=怪しい、詐欺」というイメージは未だにつきまとっています。
副業にも色々種類がありますが、たしかに「アフィリエイト」「情報販売」「せどり」などのネットビジネス系は自分の子供や、子供の友達の親御さんには職業として説明しづらいですよね。
また、独立起業した人の多くが、
「クレジットカードを作れない」
「家を借りようとしても、家主から許可が出ない」
「家や車を買おうとしてもローンが全然組めない」
・・・こんな嘆きをしているのを、よく見聞きします。
ただ、貸す側(クレジットカード会社や銀行)からしても、
・ちゃんと返してくれるかどうかわからない自営業者
・安定収入があるサラリーマン
どちらに貸したいかと言うと、当然安定収入があるサラリーマンだと思います。
特にご家族がいる方にとってはこれらの「社会的信用」は、周りと良い関係を築いたり人生プランを考える上で非常に重要です。
そういう意味でも、「副業サラリーマン」であればサラリーマンでいることのメリットを最大限活かすことができます。
4.副業の「相乗効果」で本業でも稼げるようになる
実は、副業をすることで本業のサラリーマンの成績が上がる人も多いです。
私自身もそうでしたし、副業で結果を出されている方はサラリーマンとしても結果を出している人が多いです。
これはなぜかというと、副業をすることで視野が広がったり、人脈が増えたり、新たな知識や技術が身につくからだと思います。
例えば、私のようにインターネットビジネスをやっていると自然とパソコンやツール関係にものすごく詳しくなります。
副業を通じて得たものを会社で還元することで会社でのアウトプットも高くなりますし、自然と重宝されるようになると出世もできます(出世したいかどうかは別として)。
会社で出世するだけだとなかなか「市場価値」が高まりませんが、副業をやることで稼ぐ実力が身につくのは大きなメリットです。
場合によっては、会社で新規事業を提案するなどの形で、個人ではできないことを会社を通じて実現する、という手もありますね。
5.「将来に向けた準備」がじっくりできる
私が大学を卒業した2002年に「東芝」に就職した友人は紛うことない「勝ち組」でした。
ところが2017年の今、東芝は不適切会計問題でもはや崩壊寸前になっています。
JALですら一度倒産しましたし、液晶テレビでイケイケだったシャープは台湾メーカーに身売りという事態になりました。
他にも例を上げればキリがないほど、どんな有名な大企業ですら10年後、いや、5年後ですらどうなっているかわかりません。
しかし、仮に会社が倒産したとしても、副業で稼げるようになっておけばなんとか食いつなぐことはできると思います。
また、「人生100年時代」も到来しつつある中で、気になるのが年金制度です。
年金がそこまであてにならない中で、老後の生活費は自分でなんとかしないとならないことは薄々感じていると思います。
老後に備えるためにも、今から副業で稼げるようになるというのは非常に重要なことです。
まとめ
副業解禁に伴って、副業サラリーマンが最強となる理由について解説してきました。
ともかく、サラリーマンの立場を活かして「リスクを取らずにリターンを狙っていける」のが最高に良いですね。
過去、ここまでサラリーマンが優遇される時代はなかったと思います。
ぜひ、この恩恵に預かりながら自分が望む人生を目指して頑張っていきましょう!
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