せどり初心者が必ず知っておくべき「3つの原理原則」とは?

せどりを行う上で特に初心者の場合必ず抑えておいて

いただきたい3つの「原理原則」をお伝えします。

 

せどりの相談を受ける中で本当に多いのが、

 

・仕入れが苦手でなかなか利益が出る商品が見つからない。

 

・カード支払日に現金がなくて困り果てました。。

 

・仕入れはできるけど、なかなか現金が増えていかない。

(増えるのは在庫ばかり)

 

 

・・・他にもありますが、上記3つは本当に多いです。

 

しかし、これからお伝えする3つの原理原則を理解することで

これらの悩みは全て解消されるのでご安心ください。

 

それどころか、

 

「仕入れる商品がありすぎて資金が足りません!」

 

「自分で仕入れのテクニックを次から次へと生み出せるようになりました!」

 

「ゲーム感覚で口座残高がどんどん増えてます!」

 

・・・という感じでせどりがどんどん面白くなっていきますので、

ぜひじっくりと繰り返し何度も読んでいただければと思います。

 

では、早速始めていきましょう。

 

せどりで利益が出る”黄金パターン”

せどりは「安く買って高く売る」という

極めてシンプルな ビジネスモデルです。

 

しかし、実はその中身を見てみると鉄板で稼げる

いわゆる「黄金パターン」というものがあります。

 

この黄金パターンは大きく「2種類」あるので、

それぞれ詳しく解説していきます。

 

黄金パターン1:相場より安くなっている商品を買う

当たり前の話ではありますが、

モノには全て「相場」というものがあります。

 

たとえば、↓のドラゴンボールのDVDボックスを見てみましょう。

 

DVD01_160624

 

定価12,096円に対してAmazonの価格が8,794円に

なっているのがわかると思います。

 

価格の推移を見たいので、モノレートを見てみましょう。

monorate01_160624

 

12ヶ月間の価格推移を見てみると、

だいたい9,000円前後で推移していることがわかると思います。

(ちなみに、緑色の線が新品の価格です)

 

ちょっと他のお店も見てみましょう。

 

「在庫あーる」というサイトがネットショップの価格を

調べるのに超便利なのでそこを使います。

zaikoa-ru01_160624

 

だいたい9,000円代~10,000円代で

売られているのがわかると思います。

 

という感じで、このDVDの相場は9,000円~10,000円

ということがわかるかと思います。

 

通常この相場というものは「定価」よりも安いですが、

この相場よりもさらに安く仕入れることができれば

せどりで利益を出すことができる、ということになります。

※定価は正確に言うと「希望小売価格」ですが、

わかりやすいので「定価」という言葉で説明します。

 

イメージで言うとこんな感じです。

profit_pattern01

相場より安くなっている商品を仕入れて利益を出す場合、

大きく分けて3つのパターンがあります。

 

①在庫処分品・アウトレットなどのセール品を買う

店舗・ネットショップに限らず、時々在庫処分セールを

やっているのを見たことがあるかと思います。

 

商売としてやっている以上いつまでも在庫を

寝かしておくわけにはいかないので、場合によっては

赤字でもいいので処分しようとなるわけです。

 

特に店舗の場合は商品を置けるスペースが限られているので

この在庫処分セールを比較的多く行う傾向があります。

 

また、こちらはネットショップに多いのですがパッケージが

多少汚れていたり、型落ちした商品をアウトレット品という

名目で売っていたりします。

 

こんな感じですね。

outlet

パッケージに汚れがあると言っても全然気にならない程度の

ものも多いですし、なにより在庫処分品は相場よりも安いので

こういったものを狙っていくだけで利益を出すことができます。

 

店舗にせよネットショップにせよ、在庫処分セールや

アウトレットは狙い目、ということを覚えておきましょう。

 

②値付けが甘いお店を狙う

せどりをしていると色々と面白い状況に出くわすのですが、

特にセールとかをやっているわけでもないのに、同じ商品でも

お店によって値付けが全く違うということが結構あります。

 

たとえば、この7,000円以上する防災リュックですが。

bousai

「西友」でこの防災リュックが4,000円~5,000円で

普通に売ってます。

 

Amazonでは7,000円で売れるので、単純に考えて

2,000円~3,000円の価格差があるわけです。

 

基本的に店舗・ネットショップ双方とも

Amazonの価格を参考にして値付けをしているケースが

ほとんどですが、時々そういうのはお構いなしに値付けをして

売っているところがあるのでそういうお店を見つけたら狙い目ですね。

 

③相場がわからない素人から買う

ヤフオクを始めとしたオークションサイトや、

メルカリを中心としたフリマアプリなど、

個人が出品している商品は狙い目です。

 

なぜかというと、ヤフオクやメルカリなどに出品しているのは

相場を知らない普通の人、要するにシロウトなので、

ぶっちゃけ値付けが超甘いからです。

 

たとえば、こんな感じですね。

tamagotti02

 

これがAmazonだと・・・。

tamagotti01

 

4,000円近く価格差ありますね。

 

 

他にも、こんなものがあります。

 

last_key02

これがAmazonだと・・・。

 

last_key01

 

価格差にして約2万円とものすごいです。

 

・・・という感じで、破格値で仕入れができる可能性が

非常に高いオークションサイトはフリマアプリは宝の山なので

仕入先としては絶対に外せないですね。

 

黄金パターン2:プレミアム価格になっている商品を狙う

「プレミアム価格」とか「プレミア商品」

って言葉をご存じですか?

 

せどりの世界では、「プレ値」とか「プレミア価格」と

呼ばれていますが、要するに「定価超え」になっている

希少価値の高い商品のことを言います。

 

たとえば、こちらの商品。

 

PS3syoki_60GB

そう、プレステ3の本体です。

 

ただ、これは今では生産終了になっている

初期型のモデルで定価は59,800円の商品です。

 

それがなんと新品で148,000円・・・。

 

ちなみに、この価格だと売れないんじゃないの?

と思うかもしれないですが、モノレートを見ればわかりますが

普通にこの値段で売れています。

 

なぜこうなるかと言うと、このプレステ3を新品で

欲しい人はたくさんいるけど、もう作っていないので

希少価値がついてこの値段になっているわけです。

 

こういった、希少価値のついた定価を遥かに超えた

価格で取引をされている商品のことを「プレミア商品」と

言って、その取引されている値段のことを

「プレミア価格」「プレ値」と呼びます。

 

このプレミア商品を積極的に狙っていくことで

メチャクチャ稼ぐことができます。

 

イメージで言うとこんな感じですね。

profit_pattern02

プレミア商品は定価超えで売ることができるので、

普通に定価で買っても利益が出ますし、

定価よりも安く仕入れることができれば

メチャクチャ儲かります。

 

さらに、プレミア商品は希少価値が高いだけあって

新品だけではなく中古も高い傾向にあって、

中には中古の値段が新品の定価を超えるケースもあります。

 

たとえばこの商品を見てください。

aidol

この商品の定価は3万円程度なのですが、

新品で7万円超え、中古でも42,000円超えで

実際に新品・中古ともにこの相場で取引されています。

 

という感じで、この「プレミア商品」という概念を

知っているだけで利益を仕入れの幅と利益を大幅に

伸ばすことができるので、絶対に覚えておいてください。

 

余談ですが、ファミコンとかプレステなどの昔の

ゲーム機本体は、ヤフオクやメルカリで時々新品が

落ちているのを見かけますが、ほぼ100%プレミア価格に

なっているので、見つけたら必ずチェックしましょう。

一撃数万円稼ぐことができるので激アツです!

 

需要と供給

せどりで稼ぐうえで、この「需要」と「供給」の概念を

完全に理解して使いこなせるようになれば冗談じゃなく鬼に金棒です。

 

なぜかというと、この「需要と供給」という概念はせどり、

というよりも「ビジネスの本質」だからです。

 

この概念を正しく理解して使いこなすことができれば

仕入れに困ることはなくなりますし、余計なせどり系の

教材を買わなくても済むようになるので、真剣に見て

いただけると嬉しいです。

 

まず「需要」と「供給」とはそもそも何なのか改めて調べみてました。

 

需要とは、ある商品を買おうとすることであり、供給とは、ある商品を売ろうとすること。

一般に、ある商品の需要量は価格が上昇すると減少する。

逆に供給量は価格が上昇すると増加する。

そして、ある商品の需要量が供給量よりも大きい場合には価格は上昇し、供給量が需要量より大きい場合には価格は下落する。

引用)知るぽると-金融広報中央委員会より

 

ちょっと難しく書いてありますが、簡単にいうと

「需要=欲しい人」と「供給=売りたい人」の

人数と価格のバランスで相場が決まる、ということです。

 

進研ゼミ中学講座のサイトにすごくわかりやすい図があったので、

引用させていただきます。

juyou_kyoukyu

この図にある通り、原則として

供給量(売り手)より需要量(買い手)が少ないと価格は下がりますし

需要量(買い手)より供給量(売り手)が少ないと価格は上がります。

 

まず、このことを頭に叩き込んでいただいた上で

この「需要と供給」の概念をせどりにどう応用するか

詳しく解説をしていきます。

 

①出品者が増えると値段が下がる理由

せっかく仕入れた商品が、後から出品者が増えて

値崩れしてマイナスになった経験がある方は多いと思います。

 

これは需要と供給の理屈から考えると非常に簡単で、

要するに需要(欲しい人)の数が変わらないのに

供給(売りたい人)の数が増えてバランスが崩れたので

価格が下がった、ということですね。

 

昔店舗せどりをやっていた時によく出くわしたのが

トイザらスの「広告のお品」ってやつですね。

 

あれは全国でやっているので、仕入れても出品者が

一気に増えるので赤字になることが多かったです。

 

こういうセールは一見儲かりそうに見えて

赤字になるので気をつけましょう。

 

②限定版が高くなる理由

ゲームやDVDでよく見かける「限定版」ですが、

全てとは言いませんが価格が高くなる傾向があります。

 

たとえばこの限定版の定価1,836円のCDですが・・・。

gentei

 

なんと驚きの新品19,000円、

中古でも5,740円~となっています。

 

ちなみに、モノレートを見るとわかりますがこの価格で

普通に売れてます。

 

この商品は初回限定盤で生産数が少ないので

供給(世に出回っている数)が少ないにも関わらず

需要(欲しい人)がたくさんあって価格が暴騰しているんですね。

 

特に初回限定盤って特典が豪華だったりしますからね。

 

ただ、全ての「限定版」が高騰するかというと必ずしも

そうではないので注意が必要です。

 

あくまで需要と供給の関係なので、大量に作りすぎていたり

後々「再販売(再販)」したりして供給量が増えると

価格が一気に下落するのでその点は注意が必要ですね。

 

とはいえ、やはりこの限定版は儲かる商品が多いので

需要と供給の観点からそのことを理解していると

仕入れの幅が大きく広がります。

 

③昔のゲームやおもちゃが高い理由

先ほどの「プレミア商品」のところでも解説しましたが、

昔のゲーム機やおもちゃは実はプレミア価格になっている

ことが結構多いです。

 

たとえばこの仮面ライダーファイズのベルトを見てみましょう。

fize

 

2003年頃放映されていた仮面ライダーですね。

 

世のお父さんたちはご存知だと思いますが、

仮面ライダーのベルトって定価が5,000円~6,000円くらいです。

 

それが新品で驚愕の30,000円超え・・・。

 

なぜこんなことが起きるかというと、

これも需要と供給の概念から説明することができます。

 

当然ですが、放送は終っているのでメーカーはもう生産しません。

 

ですが、このベルトを欲しい人は世の中で一定数いるわけです。

 

それはマニアの大人だったり、子供の時に見ていた仮面ライダーを

ふとした拍子に見て懐かしくなって買うとか、当時親に買ってもらえなかった

悔しさを大人になって爆発させるとか、まぁ色々な事情はありますが

やはりこういった人気のシリーズは一定の需要があるわけです。

 

ただ、おもちゃの場合昔の商品でも需要がないもの、

要するに人気がないおもちゃは逆にとんでもない安値になっているので、

その点はちゃんとモノレートを見ながら都度チェックしてください。

 

もう一つ見てみましょう、今度は懐かしの初代「ファミコン」です。

 

famicon

 

発売日は1983年なので、もう今から30年以上前になるんですね。

 

当時の定価は14,800円ですが、

30年経った今23,000円超えで取引されています。

 

なぜこうなっているかというと、マニアのコレクション目的もありますが、

ファミコンとかのゲーム機ってどうしてもそのハードじゃないと

できないゲームがあるので、一定数の需要ってあるんですよね。

 

特にゲームは参加人口(需要)が多いので、

需要と供給のバランスが崩れて価格が高騰することがすごく多いです。

 

誰しもが聞いたことがあるゲーム機本体の新品はほぼ100%

プレミア価格になっているので、このことは覚えておいてください。

 

④「俺様価格」が売れない理由

「俺様価格」というのはご存知でしょうか?

 

これは一言で言うと、

相場をはるかに上回る値段をつけて売る、という行為です。

 

で、その相場よりはるかに高い値段のことを

「俺様価格」と言ってたまにAmazonでも見かけますが、

ハッキリ言ってこれだと基本的には売れません。

 

ここまでさんざん需要と供給の概念について説明してきたので

もう察していただけると思いますが、物が売れるのって

需要と供給の「数」と「値段」が一致した時ですよね。

 

仮に需要があるにも関わらず供給量が少なかったとしても

値段が高すぎたら売れないので、その場合は相場まで

値段を下げる必要があります。

 

もちろんその商品がほとんど出回っていない超希少品であれば

「俺様価格」でも売れるときはありますが、正直売れるのに

相当時間がかかるので、それなら相場でサクッと売り切ったほうが

良いですね。

 

このことを理解していればよいですが、需要と供給と値段の関係を

よく理解せずに「俺様価格」でずっと待機している人をたまに

見かけますが、それだと売れないので注意が必要ですね。

 

 

⑤TVで紹介されたものが高騰する理由

 

「トレンドせどり」ってご存じですか?

 

一時期ノウハウが販売されていたと記憶していますが、

これも需要と供給の概念を理解していれば自分で編み出せる

仕入れのテクニックです。

 

このノウハウのキモは「何かしらの理由」で急に注目を浴びた

商品を仕入れて売る、というものです。

 

「何かしらの理由」にはいくつかありますが、一例として

 

・TVで取り上げられる

・その作品が映画化(TV化)する

・逮捕や訃報など、ヤフーニュースのトップに取り上げられる

 

・・・こんなものが挙げられます。

 

急に注目を浴びるとどうなるかというと、

需要(=その商品を欲しい人)が一気に高まります。

 

「でもいくら注目されたからって、急に値段が上がったり

今まで見向きもされなかったものが売れるの?」

 

もしかしたらそう思うかもしれないので、いくつか事例を

ご紹介します。

 

たとえば、こちらのおもちゃをご存知でしょうか?

rosannjinn

この商品の定価は2,310円ですが元々

全く注目されていない商品でドンキやAmazonで

安い時は1,000円程度で売られてました。

 

ところが、2015年1月27日放送の「マツコの知らない世界」で

取り上げられた瞬間にとんでもないことになりました。

rosannjinn_matsuko

 

モノレートを見ると一目瞭然です。

rosannjinn_monorate

 

2014年の1月に発売してからずっと新品で

1,500円程度の相場ですね。

 

ところが、2015年1月27日のテレビ放映直後に在庫切れ、

その後グラフが上に振れまくって、2015年4月12日の

ピーク時には9,000円までいってます。

 

その後、相場はだんだんと落ち着いてますが

テレビ放映されてから約3ヶ月の間、需要が一気に高まり

値段が高騰したので、この間に仕入れができれば

かなり稼げたと思います。

 

次にこれです。

aska

そう、2014年5月27日のCHAGE and ASKAのアスカが

覚せい剤取締法違反で逮捕されるという衝撃のニュースが

流れた時の話です。

 

この逮捕を受けてCHAGE and ASKAとASKAソロ名義の

CD・DVDなどが出荷停止、回収騒ぎになりました。

 

この商品も当然、出荷停止・回収対象になりました。

chage_2007

その時にどんな値動きをしたかというと・・・。

kakaku

今まで4,000円台前半でずっと推移していたこの商品が

一気に15,000円まで高騰してます。

 

しかもランキング見ればわかりますが15,000円でも

死ぬほど売れています。

 

これは逮捕で注目されたのもありますが、出荷停止になったことで

「もう二度と手にはいらないかも・・・」

という心理が働いたのが原因だと思います。

 

逮捕で需要が一気に高まった上に、

供給がストップして0になる恐怖からみんな高くても

ガンガン買った、という感じですね。

 

ちなみに、この時普通にタワーレコードやツタヤで

4,000円くらいで大量に買うことができたようです。

 

それこそ、このタイミングで仕入れができれば

100万円とか余裕で稼がたと思いますし、

現に私の周りにそういう人もいました。

 

他にも映画化や金曜ロードショーで四週連続とかでも

需要は高まりますので、このトレンドせどりはうまくやれば

少ない労力で効率的に稼ぐことができるので一つの

仕入れ手法としてぜひ取り入れていただければと思います。

 

 

 

・・・という感じで、ここまで具体的な例を挙げて「需要と供給」について

説明してきましたが、この概念を完全に把握することで

仕入れの嗅覚」が研ぎ澄まされていくことが理解できたと思います。

 

この仕入れの嗅覚が鋭くなればなるほど仕入れには

全く困らなくなるので、 ぜひこの「需要と供給」の概念については

何度も何度も見返してマスターしてください。

 

「キャッシュフロー」と「回転」

せどりでうまくいかないケースは実は大きく分けて2つです。

 

まずひとつ目は

「仕入れがうまくいかない」

というパターンです。

 

そしてもう一つは、仕入れはできるけど

「資金が回らない」

というものです。

 

要するに、

「クレジットカードで仕入れたけど、引き落とし日に現金が足りない!」

というものですが、これはビジネスを行う上で致命的ですね。

 

なぜなら支払いができなければ企業で

いえば「倒産」だからです。

 

特にせどりの場合、ある程度利益は出ていてエクセル上は

儲かっているけど、支払いが間に合わない・・・、

という悩みを持つ人は多いです。

 

実は、企業でも儲かっていても倒産してしまう、

いわゆる「黒字倒産」のケースは結構あるのですが

これを回避するためには「キャッシュフロー」という

重要な概念を理解しなければなりません。

 

といっても、それほど難しい話ではないのでしっかりと

読んで理解していただければと思います。

 

まず、「キャッシュフロー」の意味から見ていきましょう。

キャッシュ・フロー(cash flow、現金流量)とは、現金の流れを意味し、主に、企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいう。

損益計算書と異なり、現金収支を原則として把握するため、将来的に入る予定の利益に関してはキャッシュフロー計算書には含まれない。

 

ちょっとわかりづらいのでせどりに置き換えて解説すると、

要はせどりを行っていく上での一定期間の

「収入」と「支出」がプラスなのかマイナスなのか

しっかり把握して必ずプラスにしましょう、ということです。

 

もっと乱暴な言い方をすると、ちゃんと仕入れた商品を

売って現金に変えてクレジットカードの引き落とし日に

ちゃんと払いなさいよ。じゃないと倒産しちゃうよ。

ということですね。

 

で、おそらくほとんどの人がせどりの仕入れの際に

クレジットカードを使っていると思います。

 

クレジットカードは支払い(=仕入れ)の段階では

現金が不要ですが、一定時間が経過したら

口座から現金が引き落とされる形になりますよね。

 

引落しの期間はクレジットカードによっても違いますが、

いくつか例を挙げてみると、

 

・毎月10日締め→翌月5日払い

・毎月15日締め→翌月10日払い

・毎月20日締め→翌月10日払い

・毎月末日締め→翌月27日払い

・毎月末日締め→翌々月4日払い

・毎月末日締め→翌々月7日払い

 

・・・他にもたくさんありますが、

だいたいこんなパターンの会社が多いです。

 

まずここのところを理解する必要があるのですが、

基本的にクレジットカードは「開始日」から「締め日」までの

一ヶ月間に使った分を、「支払い日」に引き落とされる形になります。

 

具体的に見ていきましょう。

たとえば、私も仕入れで使っている「楽天カード」の場合、

・締め日:毎月末日

・支払日:翌月27日

となっています。

 

ですので、例えば6月1日~6月30日までにカード決済した分が

7月27日に口座から引き落とされるわけです。

 

ということは、7月27日にカードで使った分以上に

現金を持っていないと支払いが間に合わない!

すなわち、キャッシュフローがマイナスとなってゲームオーバー、

という状況に陥ります。

 

なので、このカードの引き落とし日に銀行口座に

現金があることが非常に重要になってきます。

 

そのためには、基本的には仕入れはカードではなく現金で行うか、

もしくはカードを使うにせよ自分が持っている現金の範囲内で

行うのが本当は良いのですが、それだとなかなかお金が増えません。

 

そこで重要になってくるのが商品の「回転」です。

 

先ほどから何度も説明していますが、カードの支払い日が

来る前に仕入れた商品を売って現金化するする必要があるので

ともかく商品を売る=回転させる必要があります。

 

そこで大切なのがカード引き落とし日までの猶予期間が

どれだけあるか?ということです。

 

先ほどの楽天カードの場合、

6月1日に仕入れたら支払いは7月27日ですので、

最大で30日+27日=57日の猶予があるわけです。

 

ですので、この57日の間に商品を売って

現金化してしまえば問題ありません。

 

逆に6月30日に仕入れた場合、支払いは同じく7月27日ですので、

27日の間に現金化しなければなりません。

 

カードによっては支払いまでの猶予が

20日しかないケースもあったりします。

(毎月20日締め→翌月10日払いなど)

 

ですので、カードで商品を仕入れる際にはまずこの

「支払いまでどのくらい猶予があるのか?」

という点を意識することが重要です。

 

その上で、できるだけ早く商品を売っていく、

つまり「回転させる」ことが必要になります。

 

この「キャッシュフロー」と「回転」を意識して

いないがゆえに行き詰まって退場してしまう人がかなり多いです。

 

特にせどり初心者のうちは利益額や利益率よりも、

いかに早く売るか、つまり「回転」を徹底的に考える必要があります。

 

ということで、初心者が目指すべき「回転」は1ヶ月ですね。

 

つまり、クレジットカードの支払が概ね1ヶ月先なので、

その間に売れる商品だけ仕入れましょう!

ということです。

 

そのような回転の良い商品を仕入れるためには、

モノレートやKeepaをしっかりと分析することが必要ですので

ここは徹底的に勉強しましょう。

 

ということで、以上が「キャッシュフロー」と「回転」の説明でしたが、

せどりを始めとした物販でこの2つの概念はものすごく重要だということは

感覚的にわかっていただけたのではないでしょうか。

 

特に「キャッシュフロー」はせどりに限らず今後他のビジネスを

展開する上でも絶対に必要となるものですのでぜひ今のうちに

マスターしていただければと思います。

 

まとめ

では、最後に今回のまとめです。

icon-point-b-r

●せどりで利益が出る黄金パターンは二つ。

①相場よりも安く仕入れる

②プレミア価格になっているものを定価(もしくはそれ以下)で仕入れる

 

icon-point-b-r

●需要と供給の概念を深く理解することで仕入れに困ることはなくなる。

 

icon-point-b-r

●キャッシュフローと回転を意識する。
初心者のうちは利益率や利益額よりも回転の方が重要!

 

この3つはせどりの原理原則なので

何度も読み返して深く理解してもらえると嬉しいです!

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